投資とは、「株式を買い、資金提供することで事業に参画し、企業からの配当および企業価値の増大が反映された株価上昇により、収益を得ようとすること」
投機とは、「何でもいいからタイミング良く、株式を安く買い、高く売ることで、収益を得ようとすること」

投資は、事業に参画し、①配当を得たり、➁企業価値を増大させ、それが株価に反映されることによる株価上昇で、収益を得ようというものです。そのため、結果が出るのには、時間が必要です。

利益を積み上げ、企業価値が増大しても、それに市場参加者が気づき、株価に反映されるまでにはタイムラグがあります。投資の果実が得られるまでには、時間が必要なのです。

私自身の独断の基準では、少なくても10年以上は必要だと考えます。

一方、投機は、必要な時間軸はありません。株式を買った数秒後でも利益を上げられば、それでいいのです。投資のように、資本家として事業に参画するという観点もありません。

投資と投機は、①事業に参画するか否か、➁長期間保有できるか(私の基準では10年以上)が違いであり、どちらがいい悪いというものではありません。

一般的には、投資信託の運用を担当し、長期投資するファンドマネージャーは投資家であり、金融機関の自己勘定やヘッジファンドでドタバタ短期売買をするトレーダーは投機家です。

もし、あなたが株式や投資信託等の有価証券を買うときに、10年保有するつもりがあれば、あなたは投資家ということです。10年も保有するつもりがなければ、あなたは投機家ということになります。

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