ご挨拶

はじめまして、Jackです。

2024年に入り、新NISAがスタートしましたが、様々な投資信託のファンドがあり、どのファンドを買えばいいか、迷う方もいらっしゃると思います。

私は元ファンドマネージャーで、運用業務、投資型商品の営業企画、投資信託のコンサルティング等に従事し、資産運用に30年以上かかわってきました。その経験を活かし、このブログで、新NISAの対象ファンドを勝手に評価した感想文を公開していこうと思います。

ファンドの評価は、運用成績(リターンの大小)で順位付けしたり、運用体制や運用プロセスも含め、格付けするなどの形で行われてきましたが、以前から私は個人投資家のニーズを満たすものがこの世に存在しないと思っていました。

個人投資家にとって、投資信託のファンドに投資をしようとしているとき、あるいは既に投資してファンドを持っているときに、”そのファンドがいいファンドなのかどうか” ということが一番知りたいことだと思います。

そこで、私は”プロによる客観的なファンド評価”を提供することにしました。

評価のやり方は、主観の影響が大きい定性的な評価ではなく、データに基づく定量的な分析をベースにした評価を行います。

具体的には、ファンドをリターンの大小で比較評価するのではなく、①リターンが支払ったコストに見合っているか、➁リターンが取っているリスクに見合っているか、③コストを補ってリターンを生み出すのに必要十分なリスクを取っているのか、という商品性を重視した評価を行います。

要は、そのファンドが投資を検討するに値するファンドか、それとも投資対象からは外したほうがいいファンドか、ということをシンプルに、評価日時点のデータに基づき、客観的な評価を行うということです。

この評価手法は、最近、政府・金融庁が推進しようと力を入れ始めた「プロダクトガバナンス」に基づく評価です。「プロダクトガバナンス」という言葉は聞いたことがない方が多いと思いますが、欧米では「金融機関が顧客に提供する商品は、提供するに値する商品でなければならない」という考え方が広がってきております。簡単に言いますと、「しょうもない商品、顧客のためにならない商品は提供するな!」という考え方です。私個人としては、政府・金融庁の動きは歓迎すべきものであり、賛同し、呼応したいと思います。

なお、このブログは、元ファンドマネージャーが徒然なるままに、個人的な趣味でファンド分析をやってみた感想文を公開しているだけで、投資助言やアドバイスではありません。何の報酬もいただいておりませんので、法的な投資助言業でもありません。投資判断はご自分の責任でやってください。情報の正確性も保証しません。個人的な感想文としてお読みください。また、読みやすくするために、関西弁で書いていきます。

皆様の資産運用の参考になれば、幸いです。